女の腹やせダイエット~くびれが欲しいすべての女性たちへ~

甘党の人は、甘いものを食べたほうがかえってうまくいく!

甘党の人がダイエットに取り組むときには、たいてい甘いものを完全に断とうとします。
ところが、大好きな甘いものを我慢してダイエットを続けているうちにだんだん辛くなり、あるとき誘惑に負けて甘いものをちょっと口にした途端、止まらなくなって、元の木阿弥に・・・というケースが少なくありません。甘党の人が甘いものを我慢し続けることは、かえってダイエットの失敗につながる危険性が高いのです。

甘いものを我慢しているうちに、しだいに我慢しきれなくなって発作的に食べてしまうのには理由があります。

お腹がいっぱいになったかどうかを感知する脳の満腹中枢には、単に「満腹か空腹か」を感じ取るだけでなく、しょっぱい、辛い、甘い、苦いといった味覚についても、それぞれ満足しているかどうかを感じ取る機能が備わっています
つまり、脳は「塩分の強い味には満足したけれど、甘味には満足していない」とか、「辛味や苦みには満足したが、塩気はまだ足りない」という具合に、味覚に対する満足度も細かく感知しています。これを「味覚特異性満腹」といいます。

たとえば、お腹はすでにいっぱいなのに、甘いものなら食べられるということがありますが、実はこの現象も味覚特異性満腹によるもの。「デザートは別腹」の現象は、医学的にも根拠があるのです。

「別腹」のメカニズムは次の通りです。

ある人に満腹になるまで食事をとってもらい、胃のレントゲンを撮影します。当然、胃の中は食物でいっぱいになっています。そこで、その人に甘いものをちらりと見せます。そして再びレントゲンを撮ると、なんと胃の中にスペースができています。おかずやご飯だけで満腹になっても、脳は甘味に対してはまだ満腹になっていないため、甘いものを見せられると「食べたい」と感じ、自律神経に働きかけて胃の活動を活発にし、胃の中に空間を作らせるのです。

ダイエットをして甘いものを食べない生活を送っている人は、甘味に対して欲求不満に陥っています。これは、言い換えれば、甘いものに対する飢餓状態が続いているということ。そういうときに甘いものを見てしまうと、脳の中枢が過敏に反応します。その状態で、甘いものを食べ始めると、そのまま止まらなくなってしまうのです。

ですから、摂取カロリーを減らすためとはいえ、甘いものをまったく食べないのは、むしろ逆効果といえます。とくに、甘味に対する欲求の強い甘党の人は、甘いものを適度にとったほうが、ダイエットはうまくいきます

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