女の腹やせダイエット~くびれが欲しいすべての女性たちへ~

落としにくい脂肪をみるみる溶かす魔法のアブラ「EPA」

食事からとる脂肪酸には主に、EPA系(魚介類)、飽和脂肪酸系(肉類や菓子類)、リノール酸系(食用油)の3つがあります。体内で身につくときにもっとも落としにくい性質を持つのは、常温で固まってしまう飽和脂肪酸です。

牛や豚、チョコレートなどに多く含まれる飽和脂肪酸は、動物の体温(37~40度)と同じ条件下なら固まりませんが、それより温度が下がると固まる性質があります。ですから、これらが脂肪として身につくときには、固く頑固な脂肪になります。
肉類や脂肪分の多いチョコレートなどのお菓子を好んで食べる人は、飽和脂肪酸系の固い脂肪を身にまとっていると考えてください。

このような頑固な脂肪を落とすには、食事量を減らしたり、運動をしたりという「普通の」ダイエットではうまくいきません。まずこの頑固で落としにくいガチガチの脂肪を、融通のきく軟らかい脂肪に変えることが必要になります。固い脂肪を溶かして、落としやすくするにはどうすればいいのでしょうか?

答えは簡単。冷たい水の中でも固まることのない魚の脂肪すなわちEPA系の脂肪酸をとればいいのです。

ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸といった飽和脂肪酸でできた脂肪組織の隙間に、EPA系の脂肪酸が入り込むと、頑固な脂肪もたちまち柔らかくなります。

EPAには、血小板の凝集能力を抑制して血のかたまりをできにくくする働きもあります。さらに、善玉コレステロールを増やし、悪玉を減らして、血中のコレステロールを下げる作用も持っています。これらの働きによって血液をサラサラにし、心筋梗塞や脳梗塞など血栓性疾患の発症率をも低下させるのです。EPAは結構を増進させながら、ダイエットを促進する、もっとも良質な脂肪酸なのです。

肉ばかりを好んで食べている人は、週のうち半分以上を魚食にすれば、体脂肪の質は明らかに変わってきます。マグロ、トロ、脂の乗ったサンマなどを積極的に食べて、EPAを毎日たっぷり摂取しましょう。


また、調理のときに使う食用油からもEPAを効率的にとることができます。しそ科のえごまの種子から抽出したしそ油(えごま油ともいう)や、亜麻という植物の種子から抽出した亜麻仁油といったα-リノレン酸系の油は、体内に入るとEPAに変換されます。つまり、α-リノレン酸=EPA系といえるわけです。

少々高価な油ではありますが、炒め物をするときやサラダのドレッシングを作るときには、できるだけEPA系の食用油を利用することをおすすめします。

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