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肥満が体に悪いワケ~肥満が引き起こす深刻な病気

健康管理のうえで大切なのは、肥満を解消し、理想体重を一生維持していくことです。肥満とは、体重に関係なく、体に体脂肪が過剰についている状態のことで、二十歳のときと比べて増えた体重分は、丸ごとその体脂肪に当たります。

体脂肪がついて肥満した体は外見上美しくないばかりでなく、生活習慣病を引き起こす原因ともされています。健康のために医師が減量を指導するのはそのためです。

肥満によってもたらされる生活習慣病としては、まず糖尿病、高血圧症、高脂血症があげられます。また、動脈硬化をもたらして心筋梗塞や脳梗塞の危険性を高めます。そのほか、体脂肪が多い人は大腸ガンや前立腺ガン、乳ガン、子宮ガン、胆のうガンなどの発症率が高いこともわかっています。

さらに、すぐに病気を引き起こさなくても、体重オーバーの状態が長期間続けば、やがてひざや腰に負担がかかって変形性膝関節症などの関節の病気ももたらします。
ですから、肥満を解消して適正体重を維持することがすべての健康管理の最重要課題なのです。

さて、ここで糖尿病について少しお話しましょう。

糖尿病は肥満が原因の生活習慣病として、いまや国民病のひとつに定着しました。血糖値は、血液中に溶け込んでいるグルコース(糖分)の濃度のことをいい、正常な人の場合、平常時で80~160mg/dlです。
食物をとってブドウ糖が体内に吸収されると、膵臓からインスリンといわれるホルモンが分泌され、血糖が一定以上は上昇しないような仕組みになっています。
糖が吸収された直後から一時間ぐらいまで血糖値は上昇し、130~160mg/dlぐらいになり、何も食べないで3~4時間以上空腹でいると、血糖値は下がって80~100mg/dlぐらいになります。つまり、食事に応じて血糖値は80~160mg/dlの間を変動しているのです。

糖尿病は、インスリンがうまく働かず、ブドウ糖が血液中にとどまって血糖値が異常に高くなる病気です。食後の血糖値が200mg/dl以上にもなり、放置すると高血糖、高脂血症、網膜症、腎症、動脈硬化などの合併症をもたらしてとても危険です。

肥満を解消して適正体重を維持することがすべての健康管理の最重要課題糖尿病には遺伝性があり、両親や祖父母に一人でも糖尿病の人がいれば、将来糖尿病になる可能性はかなり高くなります。肥満が糖尿病を発症するきっかけとなりますので、適正体重をキープすることは、糖尿病予防の重要なポイントとなります。

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