新しく生まれ変わる知的ダイエット

午後四時の甘いコーヒーがリバウンドを防ぐ

ダイエットを開始して、ある程度体重が落ちてくると、突然、「食べたい!食べなきゃきがすまい!」と、いてもたってもいられない気持ちに襲われることがあります。これは、「低血糖発作」といって、血液中のブドウ糖の濃度が急激に下がったために起こる症状です。

体内で消化・吸収された栄養素は、血液中に溶け込みます。すすと、血糖値が高くなり、その上昇した血糖値を正常レベルまで下げるために、すい臓からインスリンが分泌されます。太っているときは脂肪細胞が増えているのですが、これには血糖値を下げようとするのを邪魔する働きがあります。その脂肪細胞に打ち勝つために、インスリンが大量に分泌されています。ところが、ダイエットによって脂肪細胞の数が減ってくると、今度はインスリンが効きすぎて、必要以上に血糖値が下がってしまうことになります。
普通、血糖値は100くらいありますが、60以下まで落ち込むと、身体は栄養不足になったと勘違いし、あわてて栄養を補給しようとします。突発的に「食べなくてはいけない!」という神経学的異常状態を引き起こしてしまうのです。

これが低血糖発作です。ダイエット中にドカ食いしたくなるのは、この低血糖発作が原因のひとつなのです。

低血糖発作は生理的に起こる状態なので、どんなに集中力を持ってダイエットに取り組んでいても、勝ち目はありません。我慢しようとしてもこらえきれず、ついドカ食いして落ち込むより、上手にコントロールするワザを身につけましょう。

低血糖発発作が起こるのは、一日のうちでも夕方四時~五時ごろとほぼ決まっています。この時間帯には、医学的にインスリンが出やすいことがわかっていますが、ダイエット中は食事量が少なく、間食もしないので、さらに血糖値が下がりやすくなっているのです。ダイエットが成功するかどうかを左右するまさに「魔の時刻」。魔の時刻に打ち勝たない限り、ダイエットに成功はあり得ません。

対策としては、この時刻が近づいたら甘いドリンクを飲んでおくことです。たとえば、砂糖だけを入れたコーヒーや紅茶などを飲んでおくことによって、血糖値を上げておくといいでしょう。血糖値が早く上がるように、純粋な糖分に近いものがおススメです。また、この方法でとかく過剰になりがちな夕食のカロリー摂取を抑え、小食に慣れることも可能となります。

午後四時の甘いコーヒーがリバウンドを防ぐここで大切なのは、純粋な砂糖成分だけを利用して血液中の糖分濃度を上げることなので、たとえ糖分を含んでいても、ココアやチョコレートなど乳脂肪が多いものは避けましょう。

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