風本真吾のダイエット指導

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ダイエットの定番「クロム」で「やせの大食い体質」をゲットする!

クロムをとり続けると「やせの大食い体質」をゲットできます。

「やせの大食い」は、食べても、その直後に体温が上昇し、とりすぎたカロリーを熱に変えてしまいます。そこには、クロム親和性細胞ともいわれる褐色脂肪細胞が関与しているのです。

クロムは、脂肪細胞の一種である褐色脂肪細胞に働きかけ、血液中のブドウ糖を取り込み、エネルギーとして消費します。だから、食べても食べても太らない体質を作るのに役立つのです。クロムを日常的に摂取していると、食後の体温が上昇します。 また、クロムは筋肉の働きを助けます。つまり、同じ生活でもより多くのエネルギーを消費することができるようになります。アサリやハマグリなど海の底に潜む生物や海藻類には、ミネラルの一種であるクロムが多く含まれています。

せっかく運動するのなら、その効果を最大限に生かしたいものです。クロムを豊富に含む食べ物を積極的に摂り、クロム不足を解消するのもいいですが、手っ取り早く効果を出すにはサプリメントを利用するのがよいでしょう。クロムには善玉コレステロールと悪玉コレステロールの割合を改善する作用もあるので、糖尿病の方にもおすすめです。

運動時の消費エネルギーを増やすだけでなく、基礎代謝機能をアップさせる働きもあるので、身体にクロムを蓄積させることは少しでも痩せやすい体質をつくることになります。

クロム作用のメカニズム

褐色脂肪細胞の活性化

年齢とともに代謝機能はおとろえ、やせにくい身体になっていきますが、まずはその原因を理解しましょう。世の中には、たくさん食べても太らないどころかたくさん食べても痩せている「やせの大食い」と呼ばれる人がいます。そのセオリーを説明します。

その秘密は、「褐色脂肪細胞」です。脂肪細胞には2種類あります。1つは、余ったエネルギーを脂肪に変えてひたすら貯めこむ白色脂肪細胞。もう1つが、余ったエネルギーを積極的に取り込んで熱に変えてしまう褐色脂肪細胞です。

褐色脂肪細胞は、生まれたての赤ちゃんには脇の下などに100gくらいついています。年齢とともに褐色脂肪細胞の量は減っていき、成人には40gくらいしか残っていません。しかも活性度も低下します。年齢とともに褐色脂肪細胞の量と活性度が低下するから1日の消費カロリーが減ってくるのです。

褐色脂肪細胞は、ミネラルの一種であるクロムに対して親和性をもっています。運動する前にサプリメントなどでクロムを摂取しておくと、同じ運動でもかく汗の量が増えます。クロムが褐色脂肪細胞に働きかけて、熱量生産を促しているのです。

2つのホルモンによる作用

また、副腎髄質と交感神経終末に働きかけ、ノルアドレナリン、アドレナリンの分泌量を増やします。ノルアドレナリン、アドレナリンは発汗するときや運動するときに体内に増えるホルモンで、脂肪を分解し、エネルギー消費を増やし、筋肉を強化する働きを持っています。緊張したときに思わぬ力が出ることがありますが、その力の源も体内で高まったノルアドレナリン、アドレナリンの作用によるものです。

クロムをとると発汗量が増えるのは、前記2つのホルモンの作用によるものです。「冷え性が改善した」というメッセージも多く届きますが、それもノルアドレナリン、アドレナリンの熱量産出作用によるものです。