風本真吾のダイエット指導

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朝だけダイエットDiet Menu

朝食を抜いて1日マイナス400キロカロリー!

【ポイント1】朝食を抜く

体重の増減はカロリーの収支バランスによって決まります。摂取(食事量)を減らし、消費(運動や基礎代謝)を増やして、カロリー収支をマイナスにすれば体重は減っていきます。

1ヶ月で2~3kgのペースで痩せるのが理想的なので、1日に400kcalのマイナス状態を作ればよいことになります。運動だけで痩せるのは非常に難しいので、食べる量を減らすことが必要です。

最も効果的なのは夕食を軽めにすることですが、仕事や友人との付き合いで夕食はなかなか減らせないという人も多いでしょう。それなら、朝食を抜けばいいのです。
朝食を抜くと身体に悪いという説がありますが、これには科学的根拠はありませんから心配無用です。

【ポイント2】乳製品を控える

朝食を抜いて「1日マイナス400kcal」が達成できていれば、基本的に何を食べてもOKです。

ただし、ひとつだけ例外があります。それは、牛乳、チーズ、ヨーグルトなどの乳製品。「乳製品ってからだにいいんじゃないの!?」と思われるかも知れませんが、太っている人はただでさえ栄養過多の状態なのですから、吸収率がよく高栄養、高カロリーの乳製品は避けましょう。

目標体重に達するまでは、牛乳やヨーグルトはもちろんクリーム系のパスタやシチュー、グラタンなども控えた方が無難です。ただし、乳製品に含まれるカルシウムは吸収率が良いという特徴があるので、それをやめる分カルシウムは今まで以上に摂取する必要があります。

【ポイント3】クロムを摂取する

代謝機能は年齢と共に衰え、やせにくい身体になっていきますが、その衰えには脂肪細胞が大きく影響しています。脂肪細胞には2種類あり、ひとつは余ったエネルギーを脂肪に変えて蓄える白色脂肪細胞、もうひとつが余ったエネルギーを熱に変える褐色脂肪細胞です。

褐色脂肪細胞は年とともに減少し、活性度も低下するため、1日の消費カロリーが減ってしまうのです。その衰えた褐色脂肪細胞を再燃させるのがミネラルの一種であるクロム。せっかく運動するならその効果を最大限に生かすため、クロムを積極的にとりましょう。善玉・悪玉コレステロールのバランスを改善する作用もあるので、糖尿病の方にもおすすめです。

【ポイント4】寝る3時間前は何も食べない

睡眠中は副交感神経が優位に働いていて、心身をリラックスさせるとともに、消化吸収活動を活発にします。エネルギー消費を抑えながら、食べた分の吸収を促すのです。

さらに、睡眠中は筋肉や脳の活動が最も低くなるので、エネルギーはほとんど消費されずに中性脂肪に作り変えられます。つまり、食べた後すぐ寝てしまうと、食べ物から摂取したエネルギーはほとんど消費されずに脂肪になって蓄積されるということ。食べてから寝るまでの時間が短い人はそれだけ太りやすいといえるので、夕食から就寝までに3時間以上あけるようにしましょう。

【ポイント5】水分をたっぷりとる

食事の量が減ると、食べ物からとる水分量も減るので、ダイエット中は普段より多めに水分をとってください。体内に水分が不足すると血液が濃くなり、血栓をできやすくする要因にもなります。

「水を飲んでも太る」などという人がいますが、ミネラルウォーターや日本茶、ミルクや砂糖の入っていないコーヒー、紅茶ならいくら飲んでも太ることはありません。
ただし、スポーツドリンクやアミノ酸系飲料にはカロリーの高いものもあるので、カロリー表示などに注意して選んでください。